ボイストレーニングの知識

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正確には肩ではなく、キャディはHの背直筋の上のほうを叩いている。 胃袋も緊張し、背中がパンパンに張ってしまった状態のようである。
Hは2日目まで6ストローク離していたH.Kに並ばれて、結果的にプレーオフを落とし、またしても初優勝はならなかった。 初優勝へのプレッシャーには同情する。
ここ1番という状況で、プロが観衆のやせ我慢をして、相手に弱みを見せてはならないのである。 Hは1985年に全米女子アマで優勝している。
プロとなるには最高のキャリアをもった女性に違いない。 だが、Nは言っている。
「1度勝つだけのチャンスは、一定のレベル以上のゴルファーには、だれにでも回ってくる可能性がある。 だから1度だけのビッグタイトルでは本当に強いゴルファーとはいえない」と。
全米女子アマ優勝というのは、日本のゴルフの歴史に残る快挙だし、H選手は世界の女性ゴルフ史に名を残す日本女性だと、私は思っている。 残念ながら日本の賞金女王は、歴史書に記されることは稀である。
その当時のHには何かが欠けていた。 優勝できない彼女のプレーぶりを観察しながら何かを時折考えたりしていた。
CHIYODAレディースを見ていて、何であるかぼんやりとわかってきた気がする。 それまでのHが教わってきたのは技術だけだったような気がする。
プロとしての心構えはおろか、ゴルフとは何であり、ゴルファーはどう振る舞わねばならないかということも、十分には教育されてこなかったのではなかろうか。 こんな話が残っている。

あるゴルファーがプレーの最中に、靴の中に何か入っていることに気が付いた。 足がそれに擦れて、痛みを感じ始めた。
でも、人前で靴を脱いだ、足が痛いなどとぼやいて、仲間の集中力を乱すのはゴルファーのするべきことではない。 そう考えて、我慢して歩き続けた。
痛みはますますひどくなってくる。 足を引きずりそうになるのを我慢して、背を伸ばして歩き続け、ロッカーにたどり着いた。
なんと靴の中にはカミソリの刃が入っていた。 実際のトーナメントでこれと同じようなことが起きている。
もう20年以上前のことなので、どのトーナメントか忘れてしまったが、プロの名前は覚えている。 台湾のSである。

ボイストレーニングのココだけの話をしましょう。まったく新しいボイストレーニングです。

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